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御嶽山噴火　自衛隊や消防が心肺停止で見つかった残る27人救助へ

フジテレビ系（FNN） 9月29日(月)6時32分配信

長野・岐阜県境の御嶽山の噴火で、これまでに山頂付近で31人が心肺停止の状態で見つかり、このうち男性4人の死亡が確認された。
御嶽山の登山口の1つ、王滝口に通じる道路からは、29日朝も噴煙が上がっているのがわかるが、28日までと比べて、落ち着いているように見える。
午前5時半ごろから、自衛隊や消防の車両が、次々と御嶽山に向かっていて、まもなく心肺停止の状態で見つかった残る27人の救助に向かう予定。
これまでに死亡が確認されたのは、29日未明、新たに身元がわかった長野・塩尻市の林 卓司さん(54)、長野・松本市の横田和正さん(61)、そして28日に判明した愛知・名古屋市の浅井佑介さん(23)、岐阜市の三浦 勇さん(45)のあわせて4人。
4人を含め、心肺停止の状態で見つかった31人の多くは、火山灰に埋もれていたという。
火山ガスが検知されたため、捜索は午後2時に打ち切られたが、28日は、27人が救出されたり、自力で下山したりして、生存が確認された。
一方、県は、まだ安否のわからない人が多数いるため、名簿を県のウェブサイトで公表する方針。
行方不明者の家族は「夕べから、何回も電話して。もう、助からないと思っていた方がいいんじゃないかと思って。本当に子どもには申し訳ないけど、そう心に言い聞かせている」と話した。
足場の悪さに加え、火山ガスの危険性もある頂上付近。
29日の捜索や搬送も、困難が予想される